
・JCBAによるMTSAT Presentation
・BoeingによるAir Traffic Management in Terminal Area(Termina1 R−NAV)
・SkyphoneによるADS Europe Trial,ATN Cost Benefitの紹介
また、今年は、
1)南太平洋でのFANS−1実運用開始
2)GPSに加えGLONASSの完成
3)極東ロシア空域でのADSDemonstation Flightの開始
と言ったFANSへの大きな一歩を踏み出した時期であり、既に運用の始まった南太平洋での経験からも、FANS導入による便益を明らかとして導入促進と協調への意志の確認が行われた。
3.5.2.2主要Topics
3.5.2.2.1 FANS地上施設は今年中に続々と完成一東南アジア、極東ロシア
日本のFANS対応管制システムは、1997年春頃の完成だが、東南アジア主要地域では本年中に設置完了する。これらは、欧米メーカ(Reytheon、CAE,Thomson.etc)やQantas,Cathay等が主導して行っているものと思われIATA情報によれば以下の予定で地上ADS/CPDLC管制システムが設置される予定。

この他、イラン、パキスタン、ミャンマー、ベトナム等でADS/CPDLC管制を97年までに導入を計画している。思いの外進行していると言えるが、当面ADS機、Non ADS機の混在が予想される中で、
1)ADS機、Non ADS機の双方が管制管に表示されること。
2)ADS管制空域⇒Rader管制空域へのSeamlessな移行。
が重要な問題であり、その具体的な解決方法、手順等は未だ示されていない。(管制上の問題)
3.5.2.2.2 MTSAT Persentation by Japanese Authority
日本から調査官(間高調査官)がIATAの場Presentationを行ったことは初めての例であり、日本も真剣に取り組んでいることを大いにアピールできたと思われる。15分程度の説明で、十分な内容とは言えないが、MTSATの打上げ時期、MTSATの機能とそのサービス(Communiication、GPS Overlay)、周波数の割り当をITUに要請していること、FAAのWAASと協調して進めていること等基本的な事項については十分に周知できたことと思える。
MSAS(MTSAT based Satellite Augmentation System)による精密進人のサポートについては中東アジアの国から質問等もあり注目を集めていた。
MTSATについてはその利用促進の為、95年より8ヵ国(タイ、フィリピン、マレーシア、中
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